ほぼ固定的(不変)な情報であり、新患登録時に最低限必要な項目。改姓などの例外を除いて半永久的な情報で、長期間の未来院などにより削除されることの無い情報。
非固定的な情報で発生源となる部署は不特定多数。必要に応じて情報の更新を行なう。
新患登録とそれに伴う患者基本情報の入力は医事部門システムで行ない、病院情報システムを円滑に運用するために必要と思われる患者情報の入力はオーダエントリシステムで行なう。
機能 | 概要 |
---|---|
患者基本情報について | 以下の患者基本情報は永久保存とすること。 |
オーダ側に患者情報を保持する場合、医事部門システムの患者情報と整合性を図ること。 | |
故障時やメンテナンスによるオーダ側のサーバが停止する場合においても、患者情報の照会が可能なこと。 | |
患者保険情報 | 患者の保険情報を医事部門システムより取得し、参照できること。 |
患者個人情報 | 患者個人情報の登録・参照ができること。 入力された情報がいつのものであるかを明確にするために、情報の入力年月日を保持できること。
|
患者照会 | 患者の受診歴を保持し、照会が可能なこと(オーダ端末からの受診歴の照会や、カルテ1号紙発行時にアクティブな受診科情報が必要) |
見舞い客の案内時、患者の現在入院中の病棟が照会できること 病床管理システムの入力があれば以下のコメントも表示できること | |
最終退院日の情報 | 退院情報が存在する患者の最終退院日を情報を保持させること 最終退院日(期間指定)をキーとした患者の照会や印刷が可能なこと |
患者の生死情報 | 患者の生死情報と死亡年月日が登録できること
|
患者の家族関係の情報を登録できること | 家族関係:電話番号をキーとして、同一家族が検索可能なこと 母子関係:新生児の登録時に母親IDの入力が可能なこと 上記は患者情報の同一画面上にて参照可能なこと |
当院に受診した患者以外の者の判別が可能なこと | 医事部門システムより、受診患者以外の者にもID番号の付与を行なうことから以下の情報を判別できること。 これらは受診歴を参照する際に判別が可能なこと(来院目的) |
患者情報の保持 | 医事部門システムより転送されてくる患者の登録情報は、媒体の容量の許す限り登録可能なこと 登録患者数に上限がある場合や、情報を保持するにあたって不具合が生じる場合は事前に警告表示をすること。
|
人事課システムDBを活用できること | 人事課システムよりFD媒体などで取得した情報の利用が可能なこと を行なう。 |
患者の二重登録情報について | 医事部門システムより患者二重登録を行なった情報が転送されるため、オーダ内部で適切な処理を行なうこと。 |
カルテ1号紙(診察・入院申込書)の入出力が可能なこと | 外来・入院端末のどこからでも出力可能なこと 保険変更などカルテ1号紙の情報に変更が生じた場合カルテ1号紙の出力を促し、受診している診療科の受付分の1号紙を出力できること。 出力用紙サイズはB5・A4の両方に対応できること カルテ1号紙の出力内容について
|
再来受付システム | オーダリング稼動後は、再来受付機をオーダリング側に接続することが可能なこと |